◆機械工学科M Hクラス会報告 (平成22年10月26・27日)

 工学部M Hのクラス会を毎年10月の良い気候に開催するのが慣例となったのは、平成15年からである。 会場も有馬温泉にある「楓荘」を同窓の大平益弘君が管理をしている関係で、いつ も利用させていただいている。
 今年のクラス会は10月26日(火)〜27日(水)に、いつものように泊まり掛けで開催 した。私たちのクラスは、昭和36年3月に卒業した時は、総勢46名であったが、現在は5名の方々が亡くなり、41名 となっている。今年は17名が参加 してくれた。参加者の中には、北海道からは岩元君、関東地区からは御薬袋君、嘉納君が遠路 やってきてくれた。欠席者24名中、17名の方々から近況を含めたお便りを頂き、幹事は嬉しく思っている。
 懇親会は18時開始なのだが、大方の人は15時頃から、ぼつぼつ集まり出し、銀泉(金泉は当日休みだった)へ 三々五々入りに行く。そして食事前から、湯上りのビールと枝豆でぐっとやるのも、「楓荘」ならでの楽しみである。 みんな揃ったところで、何年ぶりかの、集合写真を撮る。
 いよいよ宴会。ここ数年は、永島忠男君がKTC機械クラブの会長を勤めていたため、乾杯の音頭とりは永島君と決 まっていたが、今年3月に改選があり、機械クラブ会長が若返りしたため、今回は幹事の東が音頭を取り開宴とな った。
 このクラスには多芸の人が居り、一段落付いた頃合 を見計らって、腕前の上達ぶりの披露が始まる。まずは、 ご本人曰く「前座」と称して、岩村宏史君が独学で今年始めた“フルス”という中国雲南省の吹奏楽器の演奏を行っ た。 曲目は「竹田の子守唄」と「月光下的夙尾竹」(読み方不詳)の2曲で、和楽器の“笙”に似た音を出す、 やや「侘び寂び」の感じであった。来年は同じ中国の楽器で“二胡”(にこ)という弦楽器を演奏するとの予告が あった。こちらは教室に通って4年目になるという。楽しみだ。
 次に、この会で3年連続となる、林原慎太郎君の テナーサックスの演奏。楽器も3代目になるそうで段々と上等に なり、今回のモノは乗用車の半値はするという高級品で15 Kgほどの重たいモノを奈良から手持ちで電車とバスを乗 り継いで来てくれた苦心に感謝・感謝。演奏も年季が入って堂々たるモノ、まず「テネシー・ワルツ」に始まり、得 意の「ムーンライト・セレナーデ」に続き「真夜中のギター」「夜霧よ、今夜もありがとう」「長崎は今日も雨だっ た」「津軽平野」そして最後に秋川雅史の「千の風になって」で締めくくられ、全員の拍手喝采で演奏会は終わった。 まだ他に、各種演奏が出来る人、カラオケの名人などもいるようで、演奏会後もその話で大いに盛り上がった。
 今回は17人の欠席者のコメント集を作って、みんなに配られたので、来ていない人たちの様子が判り、これも、話 に一花咲かせたが、病魔に苦労している者が数名居られたのは心配事である。早い回復を祈念する。
 翌日は希望者だけで、ゴルフをする予定になっているが、参加は8人のみと少ない。「飲み会」には出てきても、 あちこちと具合が良くないために「ゴルフは最近やっていない」人が多い。70歳代に入ると、急に身体のあちこちに 疲労劣化の現象が出てくるのでケアが必要だと感じる。
 しかしながら、呑むほうはまだ達者な者ばかりで、「神の河」が4本、ビール大瓶20数本の他、冷酒も相当頂いた ようだ。 だが、何と行っても、「楓荘」の鍋料理が旨い。大平益弘君は各種料理の免許を取得した腕前と大平家秘 伝のスープ味が格別で、年齢を忘れて、沢山の料理を頂いた。料理の最後には、いつも「ちらし寿司」が大桶に入れ られて出してくれる。これがまた絶品で、鍋料理で満腹したかに感じるのに、またまた手が出るのである。
 食後、また一杯やりながら話をやっていて、誰からともなく「来年は卒業50周年やなぁー」との声があがる。 「大勢集まるように、今から日取りを決めておこうや」ということになり、来年は10 月11 日(火)〜12 日(水)に満場一致で決まった。
 そうこうするうちにゴルフ組が床に就き始めたが、半数くらいは会食の部屋で飲んで、だべって、と一年ぶりに、 楽しんでいたが、12時ぐらいには全員就寝した。  翌朝は、7時から朝食を頂き、ゴルフ組は一番に出かけ、あとの人たちは、もう一度温泉を楽しんだり、紅葉前の 山道を散策したりで、自由解散となった。
 来年の再会を期する気持ちや! 大なるものである。               (クラス会幹事:東謙介)


大平 御薬袋 神崎 岩村 真島
東  池淵 永島  池田 嘉納 神谷
平井  林原  岩元  福井  小澤 松本(啓)