座談会提案書

坂口 忠司 (MG)
  1. 提案に至るまでの経緯
     神戸大学工学部機械系工学科の卒業生が属する機械クラブの各種行事並びに会費納入・寄付に対する参加者が高齢者に片寄っていることが、永年続いている。その参加者を若年層にまで広げるために、KTCM活性化検討臨時小委員会を設置するなど、会長以下全役員は議論を重ね、諸対策を実行してきた。それらの努力にも拘らず、事態は未だ満足な状況ではないとのことである。
     この度この事態を少しでも改良できないかとの思いから、その成否は不明だが新企画:神戸大学工学部機械系工学科の思い出を語る座談会(以下座談会と略記する):の開催を提案する。
  2. 機械クラブの現実と座談会の提案理由
     機械クラブにおける不十分と思われる状態として、会員間の年代を跨いでの交流の希薄さ、絆の弱さと短さがある。同輩においてさえ友人の少ないといわれる時代であるから、機械クラブの先輩あるいは後輩に、年代を越えて歓談し情報を交換し合うことの喜びを分かちあえる友人、知己を持っている会員は極めて少ないのだろう。
     もしこれが機械クラブの現実を正確に表しているなら、何らかの形で、世代を越えて懇談、談笑、議論をする機会・場の設定が必要と考えられる。その場では、直接自分の目で卒業生を見、直接自分の耳で卒業生の声を聞き、直接自分の口で卒業生に話しかけ、年代を越えて同じ機械系工学科の卒業生であることに感動し、その人格に触れ合って、互いに尊敬の念を持って、機械クラブにおいて再会してより親交を深めたいと思うようになることを期待する。その場の一つとして、本座談会を提案する。
  3. 座談会を実施する組織等
     永続性のある座談会部会(仮称)と座談会毎に設置される座談会実行委員会(仮称)が連携して該当座談会を企画・立案・実施する。以下(仮称)を省略する。
     原則、毎年1座談会以上を神戸大学他において開催する。
  4. 座談会部会の役割等
     座談会部会(以下部会と略記する)は、個々の座談会のエポックの選定、対象卒業年度の設定、実行委員会委員長の選定等を行う。委員長の選定を、当該対象年限の複数の卒業生からの情報を得ながら行う。 実行委員会を介して、座談会の実施の支援を行う。
     部会委員は年を刻むごとに順次老年層が退き、若年層が参入して、その業務を継承し使命を果たす。若年層の新部会委員の選定は、部会内の意思疎通を良くする視点から、若年層の主導のもとで行う。この継承を前提に、発足時から部会委員の年齢差は、30-40歳ほどとし、その間に一様に配置する。大学に在職中の卒業生の就任を考える。総員10名以内とする。
  5. 個々の座談会の実行委員会の役割等
     実行委員会は、該当座談会を実施する。委員長は各実行委員を選ぶ。実行委員会は、座談会の出席者の選定、話題の選定と出席者への事前通知、場所の選定と予約、日程等の設定、座談会の司会進行等を行う。
  6. 座談会の構成等
     一つの座談会の対象年限は、5-10年とする。実行委員会は、出席者を選定し依頼することをクラス代表他と協議して行う。一クラス当たり1-3名を考える。
  7. 座談会の進行、報告等
     司会者は、所属講座等を含む自己紹介を、出席者に依頼することから始め、必ず全員が話題に関して発言するように配慮する。必要に応じて発言を録音する。実行委員会委員長は座談会の報告書を作成し、機械クラブに提出する。
(注)5.6.7の各項において、座談会部会は、実行委員会の求めに応じて、支援する。
   会長はじめ役員は出席者と懇談し、絆を構築しあるいは強化することが切望される。
(注2)神戸大学工学部機械系工学科の卒業生から成る機械クラブを、神戸大学工学部
    機械系工学科の卒業生が属する機械クラブに修正。2018.03.18