<<六甲祭協賛講演会概要報告>>
空力音とそのシミュレーション
 開催年月日 : 平成18年11月12日(日) 
 講師 : 機械工学科 蔦原 道久 教授 

【要旨】 「ジェット騒音」や「風きり 音」のように物体が振動しなくても,流 体内部から音が発生し伝播する。これは空力音あるいは流力音と呼ばれ,古くか ら知られているが,流体力学の研究対象となったのは比較的新しい。
 講演では,電線の風きり音に代表される「エオルス音」,またフルートの音発生 機構と考えられる「エッジ音」などが解説され,最近盛んになってきた,空力音 の直接シミュレーション,特に講師の研究室で行われている「格子ボルツマン法」 による直接シミュレーションについて述べられた。
 圧力場を可視化することによ り,音源の位置が明らかになり,エオルス音については,円柱背後の空気の振動 が音源となっていることが示された。またヘリコプターロータからの翼渦干渉音 についてもシミュレーション例が紹介された。
 気液界面の音に関連する問題も非常に重要で,水中の音波の伝播速度を再現す るモデルが紹介され,液滴が水面に落下した際の空中に伝播する水音と,水中に伝 播する音を同時計算した例も示された。

◆講演概要の紹介(図をクリックすると,拡大図が示されます)
   
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