平成28年度 機械クラブ見学会(報告)
 


   毎年1回開催されている機械クラブの見学会が去る9月26日に実施された。本年度は、消防車のリーディングカンパニーである(株)モリタ 三田工場 を見学させて頂いた。本見学会は機械工学専攻との共催で実施しており、今回は進藤先生、岩田先生、林先生にもご参加頂き、学生7名を含む、33名が参加した。 
〔報告者:見学会部会 M(30) 尾野 守〕
T.工場見学内容:労務部 後藤愉香様
  
1.概要:株式会社モリタは三田市テクノパークにある。
三田工場は
1993 年特装車工場を開設。
2008 年に国内の生産拠点4 か所を三田工場に集約し現在に至る。
消防車の製造台数は、年間約700 台。国内シェアは55%以上。
はしご車では国内シェア90%以上。また、海外向車両は中国 や台湾等アジア、中近東を中心に年間製造台数の約5%。

工場外観(モリタ殿HPより)
 
2.


3.
生産:消防車の多くは単年契約の為、上期に受注し下期に
納入を行う。そのため9 月以降は繁忙期となり、生産台数が
多い傾向となる。
紹介ビデオ:ビデオにより以下の説明があった。
・モリタホールディングスは消防車両・防災機器・産業機械・
 環境車両の4 事業を展開。
・消防車:はしごの先端が屈折することで、電線や樹木などの
 障害物を避けて上から建物に接近するのはもちろん、特に高層
 ビルのフェンスや手すりなどに囲まれた屋上でのスムーズな
 救助活動を可能にした先端屈折式はしご車、少量の水で高い
 消火性能を有する泡消火システム「CAFS」など新たな技術
 開発に注力。
・次世代型アルミ製蓄圧式消火器「アルテシモ」やスプリンク
 ラーに代わる完全消火型設備「スプリネックス」等の製造販売。
・リサイクルプラントおよびスクラップ処理機器の研究開発から
 設計・製造・販売。
・衛生車・塵芥車・特装車・福祉車両など、環境保全車両の製造・
 販売・修理。

プレゼンテーション風景
 
4.展示エリア
水を使わず窒素で消火する消防車のミニチュアモデル「Habot-mini(ハボット ミニ)」空気(窒素78%、酸素21%、 その他1%)から酸素を除去し、窒素濃度を高めた気体を連続的に放出するシステム。窒素富化空気濃度は、短時間 では人体にほとんど影響がなく、火がつかない酸素濃度 (12.5%)に維持することができるため、石油備蓄基地や特 に水損被害が危惧される博物館、美術館、重要文化財、データセンターなどで燃えない空間づくりに役立ちます。

展示エリアにて
(写真をクリックすると拡大表示します)
 
5.工場見学
工場内上部にある工場見学者専用通路から見学。
・トラックメーカーより消防車両のシャシを納入。ボディを架装。
・消防車の色は全て同じ朱色ではなく地域により朱色が異なる。
・組立、塗装、艤装、検査の後、受験を経て出荷。
・製造期間は小型車で約2 ケ月、はしご車等大型車両は約6ケ月。
・価格は種類や機能により異なるが、小型のポンプ車で
 約1,500万円、はしご車は約2 億円。
・工場では約400 名程度が勤務。設計開発は100 名程度。
・消防車のエンジンは一番大きな空港用消防車で約18,000CC。
・はしご車の最大傾斜矯正角度は7 度。傾斜地において
 自動的に水平を保つジャイロターンテーブル。
・はしご車の最大地上高は54m。
・はしごは帯状鋼板を製缶工場(三田工場 西工場内)で製造。

以上で見学を終了した。

工場内(モリタ殿HPより)
 

後列 B1藤原 B1山口 K西下 B1伊藤 B1高柳 O冨田 (31)山村 M白石 H小澤 H松本 (53)伊藤 K光田→
→A井上 (36)倉田 M白岡 M酒井 K藪 進藤先生 M中田 (28)井上 J馬場 (30)尾野 (50)林 岩田先生
前列 Q副島 Q平田 H永島 P5島 P2辻 I寺井
展示エリアにて(写真をクリックすると拡大表示します)
U.親睦会  (JR三田駅前にて)
 ほぼ全員の方に、親睦会にもご参加頂いた。約2時間と短時間であったが、工場見学の感想や近況報告などで
 親交を深めて頂いた。
  
謝辞
以上の通り、平成26年度の機械クラブ見学会は関係各位のご協力のもと盛会裏に終了した。今回、お世話になりました、(株)モリタ生産本部 労務部 労務課 後藤様 に改めて、この場をお借りし深く感謝致します。
以上