平成30年神戸大学機械クラブ東京支部秋の見学会報告
 機械クラブ東京支部は今年度のイベントとして、9月8日(土)にヤマト運輸の「羽田クロノゲート」の見学会を開催しました。今回は機械クラブ東京支部とKTC東京支部の合同見学会とし、機械クラブが企画から当日の運営まで担当しました。
 若手が参加しやすいよう土曜日に開催した結果、木南会、竹水会、機械クラブ、暁木会、応用化学、CSクラブから総勢22名が参加しました。うち家族にも3名参加頂きました。
 今回は、最近注目を浴びているヤマト運輸の最新鋭ターミナルを実地見学しました。 「宅急便」は1976年に誕生し、3年で1千万個、8年で1億個と急激に成長し昨年実績は18億個です。1997年の楽天市場、2000年のアマゾンの営業開始によるEC市場の拡大、2007年のiPhone発売を皮切りにしたスマホ社会の登場が宅急便を加速したようです。
 宅急便の荷物の流れは、個人/企業⇒取扱店⇒発センター⇒発ベース⇒着ベース⇒着センター⇒取扱店⇒個人/企業、です。ベースは全国に70ヶ所、センターは6300ヶ所あり、今回の羽田クロノゲートもエリアの発着の核を担うベースのひとつですが、最新鋭仕分け機能、付加価値サービス、羽田空港との近接性、等の特徴があります。一番の見所は、24時間自動の高速仕分け装置でした。様々な、送り元、送り先、形状の荷物が見事にベルトコンベアの所定の位置に送り込まれ、自動で仕分けされていきます。昨年のJFEの製鉄工場見学と同様、現場にほとんど人影がないことが印象的でした。説明係の方への質問も、学科の特徴が出ており興味深かったです。
 やはり「現物・現場を見る」ということは、頭で理解することとは違い、実感を伴い全体像を把握でき、大変有意義であるとの認識を新たにしました。
 見学会後は近くの中華料理店で和気あいあいの懇親会となりました。今回は、若手の方、初めてイベントへ参加される方もおられ、年齢、学科を超えた有意義な交流が出来ました。今後もKTCと連携したイベントを開催し、一人でも多くの若手の会員増につなげればと思います。
(文責 近藤和憲)
※出席者(敬称略):【木南会】犬伏昭、【竹水会】弓場敏嗣、佐野芳昭、黒田泰行、中川順三
 【機械クラブ】黒田和之、前塚洋、近藤和憲、井上幸夫、中野則男、浜田貴弘、浜田ご家族
  梶原吉郎、梶原ご家族、【暁木会】野村貢、森田 篤、田中尚人
 【応用化学】高瀬茂之、長谷川俊博、【CSクラブ】宮本雅史

ヤマト運輸(株)「羽田クロノゲート」入り口で