第4回「機械技術者生活を語る座談会」(報告)

座談会部会長:山岡高士
実行委員長:玉屋 登
 昨年に続き、第4 回「機械技術者生活を語る座談会」を2018年10月6日(土)に神戸大学工学部本館多目的会議室で開催しました。
 経験豊かな機械技術者生活の一端を語っていただく話題提供者として、今回は、MN柴冨信博様、MR小嶋弘行様、M㉒舟橋公廣様の3 名の方に発表をお願いしました。また、若い機械技術者(学生)からの参加者を募るにあたり、 大学側のご協力をいただいた結果、博士課程2名、修士課程1・2年生11名、学部4年生9名、さらに、『レスキューロボットコンテスト』あるいは『全日本学生フォーミュラ』への参加を通じてエンジニア力の研鑚に努めている「レスキューロボットチーム」から2名、「フォーミュラチーム」から2 名の学部2・3年生も加わり、合計26名の学生の方々に参加頂きました。
 このほか、特別会員1 名、機械クラブ役員3 名の方にも参加いただき、座談会部会実行委員参加者12名を合わせて総勢45名で開催しました(添付の参加者名簿および集合写真をご参照ください)。

 座談会の第1部では、3 名の話題提供者の方に、それぞれ下記のテーマについてお話していただきました。
(1)M㉒舟橋公廣様 :「プラントエンジニアリング業務の紹介と
プラントエンジニアリングにおいて要求される知識」
(2)MR小嶋弘行様 : 「学生時代の技術者教育と社会人生活の教養」
−大学では社会で活躍するのに必要な教育と教養を学べ−
(3)MN柴冨信博様 : 「製鉄機械 “機械屋”の五生」
 続く第2部では、学生26名が8〜9名ずつの3班に分かれ、それぞれの班において話題発表者1 名を囲んで、座談会部会からコーディネータ・記録担当各1名が加わり、フリー討議を行いました。

 第2部終了後、参加者相互の親睦を更に深める為に、親睦会を工学振興会館で催しました。
「アンケート結果」
 今回の企画内容や運営方法を始めとする座談会全般に対するご意見・ご感想を、学生および機械クラブ会員の参加者の皆様からアンケートを通じて聞かせていただきました。 アンケート結果を添付に示します。
 『将来を考える上で参考になったか?』とか『学生生活を送る上で参考になったか?』、『座談会に参加して良かったか?』等の問いかけに対して、概ね、満足が約70〜80%、でした。
自由記述式の回答では、次のような感想が寄せられました。
@社会人生活においては、大学で学んだ基礎学力が重要な役割となり、企業において考え方のもとになっているなど基礎的な知識と理解力の重要性を認識した。(半数以上)
A実際の社会人の仕事の内容が聞けて参考になった。
B安全の考え方について参考になった。
C与えられた課題、直面した問題をどのように解決するか、その解決策を見つけ出すことが大切であると認識した。
 また、参加学生からは、このような座談会を「続ける方がよい」との回答が、約75%で力強い励ましの声を頂いたものと考えます。なお、スライドが遠くにあり、もう少し見やすいような部屋を確保してほしいとの要望もありました。今後の座談会の運営においては、生の声を大切にし、より良くするための工夫をしていきたいと思っております。
 最後になりましたが、ご多忙中にもかかわらず、本座談会にご出席頂きました学生の皆様、話題発表を快くお引き受け下さいましたMN柴冨信博様、MR小嶋弘行様 、M㉒舟橋公廣様、機械クラブ会員の皆様、機械クラブ役員の皆様、そして各種役割・作業を分担頂いた座談会部会の皆様、親睦会でお世話になったKTC 事務局の皆様に、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。(終)