機械クラブ H15年度総会につづく講演会

H16324日(水)17:10〜18:20 兵庫県 私学会館において開催。
          題目:「廃棄物処理技術に関わって」
          講師:(株)タクマ 専務取締役
                  機械クラブ副会長                             野村 稔郎氏 MK

要旨 :
   わが国では年間211億トンもの膨大な総資源が使われている。そのうちわずか22億トンが再生資源として循環使用されているのみである。
   廃棄物の最終処分地の逼迫、将来の資源枯渇等への対応が問題になっており、従来の大量消費・大量廃棄の経済社会から、循環型社会構築に向けて大きく変化しつつある。このために循環基本法、容器包装リサイクル法・家電リサイクル法・建設資材リサイクル法・食品リサイクル・グリーン購入法・自動車リサイクル法の法制度によりレデュース、リユース、リサイクルの3R推進が産業分野、個人分野すべてで図られている。
   このような背景のもと、廃棄物処理プラントメーカーの一技術者の立場より、この分野の最新技術、多様化する技術開発、ビジネス形態について説明があった。
   最後に、廃棄物処理も他の多くの社会的課題と同じく総論賛成・各論反対に流れがちであるが、特に機械クラブの会員のように技術に詳しい多くの方々の冷静な思考に基づく、発言・行動が問題の正しい方向への大きな力となるとの期待が表明された。
    
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