神戸大学工学部機械工学科 研究施設見学報告

見学日時:   平成15929() 13301600

 今年の見学会は、母校の学舎改装の第一期工事が完了したので、自然科学研究科棟3号館ほかとあわせて学内施設、研究内容を見せてもらった。今年度は新しい学舎を見学することと、主要企業の情報ネットワークが整備されたこともあり、若手層の参加も多く50名となる。
 冒頭、中井学科長より概要の説明を受けた後、見学会に入った。参加者が多いので2班にわかれて案内していただいた。複雑系機械工学などやや理解に苦しむこともあったが、各研究室でそれぞれ丁寧にご説明いただいた結果、見学後はなんとか理解できたようであった。メモをとる姿もみられ、今後の参考になったことと思う。

  見学した研究室(引率  A班:宋先生、B班:神吉先生)

工学部機械棟
@    複雑系機械工学(MS-15W-101室 河村先生
           機械工学(振動制御)、スポーツ工学(ゴルフクラブ・テニスラケット)
           生体(ひざ関節など)
A    機械情報制御工学(MI-35E-104室 神吉先生
           メカトロ(自動車用フライホィール、ジャイロ波力発電など)
           振動制御(磁気軸受、バランシング)

自然科学研究科棟3号館
B    コンピュータ統合生産工学(MI-4B1B13室 森脇先生
           超精密加工、コンピュータ生産支援
C    インテリジェントマイクロエンジニアリング(MP-2)1階123室 大前先生
           表面工学、カーボンナノチューブ
D    固体力学(MP-1)2階224室 冨田先生
           骨などバイオメカニクス、材料強度の先進研究

ベンチャービジネスラボラトリー(VBL
(神戸大学のベンチャービジネスを育成するための研究施設、光材料に注力している)
E    素材物性工学(MS-2)1階105室 保田先生
            新材料、電子顕微鏡・分子間力顕微鏡による研究 など

 機械旧学舎は改装され、昔の面影をとどめないほどになっており、自然科学研究科棟3号館などとともに、施設面でも充実した機械工学科に生まれかわりつつあることが見受けられ、平成16年4月に発足する、法人化への準備が進んでいると感じた。まだ旧学舎の第二期工事が予算の関係で遅れているが、新生機械工学科が更に発展すべく力強く大きい一歩を踏み出した現状が見学でき、一同満足して懇談し、帰途についた。 先生方をはじめ、学生の皆さんには大変おせわになり有り難うございました。
                                                                                    (見学部会長 上原尚廣MD)

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