機械クラブ総会講演会
 
    日 時:平成17年3月24日(水)17:10〜18:10
    場 所:神戸クリスタルタワー3F(クリスタルホール)
    講 師:川崎重工業(株)執行役員 環境ビジネスセンター長 富家 勝氏(MN回)
    演 題:「環境プラントの概要について」
    出席者:約70名
 
始めに、環境省から発表され た資料に基づいて、一般および産業廃棄物の排出と処理状況 (平成14年度実績)が説明された。
一般廃棄物(ゴミおよびし尿) の場合、総排出量は前年度よりやや減少し、リサイクル率 が増加した結果、最終処理量も減少しているものの、最終処理場の残余年数は13.1年しかなく、 相変わらず厳しい状況にあることが説明された。
また、産業廃棄物については、汚泥・動物のふん尿・ガレキ類の上位3品目で総排出量の約8 割を占めていること、排出量は減少傾向にあるものの、最終処分場の残余年数は4.5年しかな く、さらに厳しい状況にあること、等の説明があった。
講師の勤務先である川崎重 工では、「環境保全」を重要テーマのひとつとして掲げており、廃棄物処理と水処理に幅広く 取り組んでいる。
講演の後半では、パンフレットに基づいて、各種廃棄物処理プラント(都市ゴミ,粗大・資源 ゴミ,水・汚泥,産業廃棄物)のプロセスと機能が紹介された。 また,最新の都市ゴミ焼却 プラントおよびリサイクルプラントの実例として,現在建設中の岸和田市貝塚市向けクリーン センター施設の概要(仮称)が紹介された。