平成17年度シニア活性部会活動報告 −自動車リサイクル工場見学− |
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「シニア活性部会」は環境問題をテーマに取り上げて活動を進めている。今回は本年1月に自動車リサイクル法が施行されたのを機に,神戸ポートアイランドの第二期
工事地区に新設された自動車リサイクル工場2社の工場見学を実施し,見学終了後ポートピアホテルで懇親会を行い,席上参加者全員で感想・意見を述べ合った。
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見学日時:H17年7月11日(月) 14:00−18:00 見 学 先: ・兵庫オートリサイクル(株) 神戸市中央区港島9−12 (案内者)寺農課長,金井係長 ・(株)神戸ポートリサイクル 神戸市中央区港島9−13 (案内者)菅野主任 見学参加者:19名 見学内容: 20トンのパワーショベルを使い,機械部品が除去された車体からさらにワイヤや座席を剥ぎ取ったあと,油圧クラッシャで1メートル角くらいの鉄 の塊にし て作業は終了する。このサイクルタイムが約1時間だそうで,1日に50−60台が解体されていくようである。
◆神戸ポートリサイクルでは木くず・廃プラ・タイヤの3種類のリサイクルが行われている。このうちタイヤは兵庫オートリサイクルで解体されたものがこの工場で処理
される。現在は隣接地に不法に山積みされた4000トンのタイヤの処理を神戸市から依頼されていて,通常の5−6倍の500トン/月の操業状況である。 | ||
◆ | 見学後の懇談会(於:ポ−トピアホテル) 機械クラブ山登会長の意向もあって「見学所見+この部会活動への意見」を参加者全員から発言頂いた。 ◆主な見学所見: ・ 再生利用への道が開けてきたと感じた。 ・ 大変な世界だと痛切に感じた。もっと効率化できないものかと思う。 ・ 改善の山(宝)だと感じた。我々で手伝えないものかと思う。 ・ リサイクル事業は人手が掛かりすぎだと感じた。 ・ PP(ポリプロピレン)の処理に困っているところがあるので,話を繋ぐように担当者と話 しておいた。 ・ 縁の下の力持ち的な仕事である。 ・ リサイクルされた製品を主として燃料として使用しているので,公害になっているのだな あと実感した。 ・ 技術改善の裏側を見たような気がした。 ・ 環境は領域が広いが,自動車リサイクル産業は静脈産業であり,KTCMの皆さんが携 わってきた表舞台とは全く違う産業だ,と認識した。 ◆部会活動に対する主な意見: ・ 「シニア活性」という名前が良くないが,お手伝いできることがあれば何でもやりますよ。 ・ 部会で環境を取り上げるのは良いと思う。 ・ 部会の方向付けは進めながら考えていくことで良いと思う。 ・ もっと楽しい企画をやってほしい(例えば六甲山のあじさいを見る会) ・ 見学会の二の舞をやるのは感心しない。 ・ 専門的な知識を持ったシニアとして世間のためになる仕事をやるのが良い。 ・ 20回生以降の卒業生が同窓会活動に無関心で困る(ジュニア活性化が必要か)。 ・ 酒蔵めぐりなど楽しい企画が欲しい。 | ||
◆ | 山登会長のまとめ 環境は静脈産業という話もあったが,この静脈産業が今後の産業として伸びてくると思う。われわれは目を向けていかなければならない。 シニア活性部会については,今いろいろとご意見を出して頂いたが,最近感じることは,KTCMのシニアの皆さんが大変忙しくされていることだ。趣味で忙しく している方もおられるが,仕事を持って現役以上に忙しくしておられる方が特に多くなっている。シニア活性部会のほかに「趣味の会」が発足したことも考慮すると, 「シニア活性部会はやめる」というのも,ひとつの選択肢として考えてはどうかと思う。 (シニア活性部会長 M−H 東謙介) | ||
叶_戸ポートリサイクルの事務所前にて | |||
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