◆機械クラブ総会　会長挨拶

本日はご多用中のところ多数総会にご出席頂き有り難うございます。 　早いもので，私が会長に就任してから丸四年が経ちましたが，最近は同窓会活動を取り巻く環 境が大きく変化して来ていると感じます。 　まず，国立大学の法人化がスタートして２年が経ち，今年度も順調に年度計画は達成されている と聞いておりますが、実際の運営面ではかなり厳しいように思われます。このような状況下にあっ て機械クラブとしては大学運営がスムーズに行われるよう，今後とも微力ながら支援を続けていき たい，と考えております。 　また，最近年寄りいじめの政策が目につくようになりました。　例えば，「老人控除の廃止」， 「年金の減額」、「医療費・介護保険料のアップ」等々で枚挙にいとまが無く，年寄りの金銭負 担が大幅に増加して来ております。　これらが機械クラブの会費納入に悪影響を及ぼすことも 懸念されますので、機械クラブの財政面のことを考えますと，将来は会費値上げも必要になる のではないか，と思います。 　さらに，「シニア層に対するニーズの増大」という動きがあります。　景気の回復に伴い，経 験豊かなシニア層の再雇用ニーズが高まって来ておりまして，シニアといえども，以前のよう に自由な時間を持てなくなって参りました。　シニア層の活動で支えられてきた同窓会活動へ の影響が懸念されるところです。 　このような変化の中で，私としてはKTC機械クラブ活動の活性化を図ることができた，と考えて おりますが，私自身もこの間技術的な面でも得るところが多くあり，いろいろ勉強させて頂き ました。　４年間のご協力に感謝するとともに，新会長に対しても変わらぬご支援をよろしくお 願いし,ご挨拶とさせて頂きます。