平成28年度機械クラブ第2回理事・代表会 議事録

  • 開催日時: 平成28年12月10日(土)13:00〜14:10
  • 開催場所: 機械工学科C4-402教室
  • 参加者数: 27名

1. 会長挨拶
   本日は年末のご多用のところ理事・代表会にご参加頂き誠に有難うございました。
 日ごろ、理事・代表の皆様方には機械クラブ運営に格別のご理解とご支援を賜り篤く御礼申し上げます。
 今年は想定外の出来事が多発し、国内外の政治経済情勢が不透明さを深めつつ年末を迎えております。御参加頂きました方々の中にも情勢の推移に深い関心を寄せられておられる方々が多いのではないかと想像致しております。
 いつも同じことを申し上げ恐縮ではありますが、機械クラブの活動に対する先輩諸兄のご尽力は絶大であり、現状の中間から若年層の会員の各種行事への参加数ならびに会費納入者数は同窓会活動を制限しかねない憂慮すべき事態であります。会員の皆様から賜った様々なご提言を参考にさせて頂き多方面から継続して機械クラブの活性化を図るべく取り組んでおります。これから平田総務部会長を中心に対応いただいている内容ならびに各部会における活動内容について報告頂く予定であります。ご参加頂いております理事・代表の皆様におかれましては、忌憚のないご意見を賜りますよう宜しくお願い致します。
 同窓会は、同窓生という絆にて結ばれた団体であり、参加された方々が、旧交を温め、絆を深め、楽しい一時を過ごして頂く会員相互の交流の場を提供する様々な行事の企画・開催を行っております。さらに、同窓会での交流を通じて、若手の会員の皆様ならびに学生諸君が先輩諸氏の目覚ましい活躍を目の当りにすることによって、確度の高い自身の将来像を思い浮かべることができ、それが機械工学科を卒業したことに誇りと自信をもたらし、将来の飛躍の駆動力となることを期待致しております。
 機械クラブの活動を一層充実させ、教員・学生の研究支援・表彰、フォーミュラーカーやレスキューロボットなどの自主活動に対する支援を一層手厚くするための原資となる会員の皆様に納入頂きます年会費ならびに寄付金が不可欠であります。これまで以上に機会あるごとに機械クラブの活動にご賛同頂くようお願い致しております。
 ご出席の皆様におかれましても今後とも機械クラブの活動にご理解を頂き、更なるご支援・ご鞭撻を賜りますと同時にお近くの同窓生の方々にも機械クラブの活動をご説明頂き、ご支援頂けるようご配慮賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2. 機械工学専攻の近況
  田中克志副専攻長から、学科構成、教員の異動、研究活動、学生の進路について幅広く説明を頂いた。
いい卒業生を輩出するために基礎能力の養成教育などの教育理念をもとに教育を行っている。

材料物理、熱流体、設計生産の3つの大きな講座の中にそれぞれ4〜5つの分野がある。
現在の構成は教授13名、准教授14名、助教8名、助手1名 計36名。
6月以降の異動は、肥田博隆先生が助教から准教授に昇進、西田 勇先生が工学研究科に正式配属された。
技術職員は定年による欠員があり、公募を行っている。

大学改革が進められ、大学の予算は削減されている。
神戸大学は卓越した教育研究を行う大学に採択され、1.6%の予算削減対象となる。外部予算を大学が自ら獲得して、削減分を補うことを文科省は想定している。
特に人件費の削減が厳しく、学科・教職員の構成について各講座について1.5〜2分野の人員を削減することになっている。そのための組織改革・統制を行いながら乗り切ろうとしている。
資金獲得では大型研究費の獲得を白瀬教授などがSIP(内閣府の大型PJ)などで獲得に活躍いただいている。

教育分野では2016年度から4学期(クオーター)制が開始された。一つの講義を週2回行うことで 1/4年毎にひとつの講義科目を修了するシステムに移行している。
 @ グローバル化に対応した教育を行う
 A 6〜9月(GAP-TERM)に講義を入れないことで学生が海外のサマースクールやインターンシップなど
   に参加しやすくする
 B 外からの留学生も入りやすくなる
などのメリットを期待している。このために細かく講義の時期を決め、必修・選択必修の講義科目を設け、各講座のコースをわけることで、どういったものを対象にしているかをわかりやすくする改革を行ってきた。2年目の6−8月、さきほど申し上げた通りほとんど講義を入れていない。
この時期にインターンシップの受け入れをKTCを通して、企業にお願いしている。
・学生進路は、89名中75名が修士に進学、と高い進学率になっている。一方、博士課程へは6名で、定員10名に達していない。来年度博士課程進学は1名確定したのみで、求人もよい環境で企業への就職多く苦戦。博士を取った後、企業で働くことができるのか、といったことが不透明で不安があることも一つの要因。企業で働く環境つくりにもご支援いただきたい。

学生が各学会で受賞している。特に国際会議にも参加しており、支援いただいている。
昨年度、フォーミュラ大会、レスキューロボットでもいい成績を残してくれて、実際のモノ作りでもいいアピール、成果が出ている。
トピックスとして内閣府・大型プロジェクトの紹介を頂いた。「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)/革新的設計生産技術」24テーマが採択された。推進体制:神戸大学(白瀬教授)、ソフトキューブ梶Aキタムラ機械梶@予算2.5億円 期間H26年〜H30年

3. 各部会の動きについて
   各部会長より資料にもとづき報告。特記事項は以下の通り
 (1)総務・HP部会(平田部会長)
・学生支援:全日本学生フォーミュラ大会で過去最高の総合8位に入賞。
        :レスキューロボットコンテストで3位入賞、ベストロボット賞、ベストプレゼンテーション賞受賞。
・メールアドレス登録 目標50%以上に対し[起点]2015年12月1594名(26%)→[11/14]1864名(30%)
 ホームページ閲覧にメール配信が効果あり継続して呼びかける。メール配信20件。
・今回299名の方に案内を差し上げたが回答者数101名、出欠可否は別にして回答をお願いする。
・出欠表に研究室を入れること→次回より実施する。

 (2)財務部会(副島部会長)
・11月末現在の年会費納入者数 予算700名  実績558名(内本年納入者205名) 未達
・寄付は年会費重複納入13名を合わせ 予算300千円 実績374千円       予算比+74千円
・今年度収支見込 収入合計で予算比△298千円となっているが、支出が△328千円と少なく収支均衡
 と予想。
・ゆうちょ払込取扱票紛失による未納を改善するため納入リストと一体化したがその効果は顕著では
 ない。
・年会費納入依頼活動を会長、総務部会長と展開した。
60歳未満で今回KTCからの機関誌、機械クラブだより送付対象外で過去納入実績のある131名に「機械クラブだより」と「年会費納入のご協力よろしくお願い致します」の文書を郵送し協力いただいた方15名(11%)、収入108千円、経費25千円。KTC機関誌に同封して送付した方の納入は3名/47名(6%)
◆ 本日ご列席の皆さまは近くの同窓生に年会費納入を呼びかけて下さい ◆

 (3)機関誌部会(平田部会長が代行)
・KTC機関紙83号及び「機械クラブだより」第10号の編集(9月発行)。
・KTC機関誌84号 特集「科学技術イノベーション研究科」及び「機械クラブだより」第11号の編集中。
 (平成29年3月発行予定)  先輩万歳に谷井昭雄名誉会長が特集される。

 (4)講演会部会(白瀬部会長)
・「先輩は語る」講演会及び学生の国際活動報告を5月11日実施。クォーター制の関係で来年も
 この時期。
・「六甲祭協賛講演会」11月12日 講師:向井敏司教授 演題:『生体内分解性材料設計』
 レスキューロボ、フォーミュラーカーの活動報告を同時開催した。
・「若手研究者は今」12月10日
 講師:肥田博隆准教授 演題:マイクロマシンに「根差す」−工学と植物学との融合に向けて−

 (5)見学会部会(尾野部会長)
・9月26日(月)三田テクノパーク潟c潟^ 参加者33名(先生3名、学生7名を含む)
 ◆来年の見学先について希望があれば尾野部会長まで連絡を乞う。

 (6)会員親睦部会(光田部会長)
今年は特に参加者が少なく、各回生のコンペを同時開催する対策を追加。
参加者増のアイデアについて意見聴取。
・18回生は同期会を開催している。同じ場所では面白くないので広島とか、浜松、といったように場所を
 変えながら宴会の翌日ゴルフ、といったスケジュールで行っている。会員親睦(ゴルフ)の開催場所を、
 毎回 東条の森と、場所を固定されると、参加が難しい。18回生も来年古希となるので、この参加も
 是非考えたいと思う。場所の自由度も検討されてはどうか?
   →場所の設定等についても是非検討したい。

 (7)座談会部会(常次部会長)
・第4回基幹座談会「MS・P@回生からM?・PE回生の学生時代の思い出を語る座談会」を2016年5月
 15日、工学部で開催。当該回生出席者18名、機械クラブ役員3名、座談会実行委員13名 合計34名
 が参加。
 座談会後、KTC会館2Fで懇親会を開催。31名参加
・第2回機械技術者生活を語る座談会を2016年10月1日、工学部で開催。
 話題提供者:3名(MH玉中宏紀様、MI小田陽一様、MJ加集愼二様)、学生出席者:19名、
 機械クラブ役員3名、一般会員:7名、座談会実行委員11名 合計43名が参加。座談会後、KTC会館
 2Fで親睦会を開催。41名参加。

 (8)クラブ精密(平田部会長が代行)
第29回クラブ精密総会を5月30日開催した。参加者15名内正会員7名。
来年は第30回記念となるので4月、5月頃記念総会を計画している。

 (9)東京支部(平田部会長が代行)
・第1回幹事会開催 4月27日(水) ・第2回幹事会開催 6月10日(金)・第3回幹事会 12月(調整中)
・機械クラブ東京支部総会開催 7月13日(水)講演:M?仲田卓史氏 「製造業における重大事故防止」
 参加者:14名(冨田会長出席)
・機械クラブ東京支部見学会開催 9月14日(水)見学先:防衛省防衛装備庁 陸上装備研究所
 参加者:14名(冨田会長出席) HPに報告書掲載予定。
・KTC東京支部総会開催 10月26日(水)会計報告を担当、機械クラブからの参加者:9名
・機械クラブホームページに東京支部のコーナーを新設した。

 (10)今後の予定
・平成28年度機械クラブ総会 平成29年3月24日(金)16:00〜20:00 兵庫県私学会館
 講演会 講師:朝田誠治氏M㉟ 三菱重工 演題:『原子炉容器設計に必要な評価技術』
・副会長会議 2月18日(土)10:00〜12:00 神戸大学工学部にて開催、詳細は追って連絡。

4. KTC活動報告
  ・西下理事より資料にもとづき@KTC関連行事 A学生支援 BKTC体制について報告があった。
・第4回代議員選挙立候補者の調整結果について平田選挙管理委員長より報告。
  
5. その他
  ・平田総務部会長より住友ゴム工業鰍フ企業代表に澤野重廣氏(PK)の推薦があり、全会一致で
 承認された。
  (文責 MQ平田明男)
 


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[後列] PE井宮 I竹内 ○30尾野 J馬場 P常次 M酒井 R山岡 K光田 K西下(続く)
H小澤 K藪 Q國光 Q副島 田中先生 Q平田 ㉚白瀬
[前列]  I尾本 H松本 G井上 森脇先生 G坂口  H永島  O冨田 進藤先生 P3辻  A杉浦
撮影M(56)西田