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講 師:寺本 武司 助教
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日 時:2021年12月4日(土)11:30〜12:40 Zoomによるテレ会議
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演 題:高性能アクチュエータ実現を目指した形状記憶合金の材料設計
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概 要:形状記憶合金は通常の金属材料では永久に変形してしまうほどの変形を加えても加熱することで変形前の形状に回復する性質を有する材料である.この性質を利用することで形状記憶合金を熱源から運動を生み出すアクチュエータとして利用することが可能である.
形状記憶合金アクチュエータは機械的な動作部分が無く,材料の単位重量あたりに発生する力も大きいため,小型・軽量・ハイパワーなアクチュエータの実現が期待できるが,繰り返し使用すると人間の筋肉同様に次第に動作が劣化することが実用化への課題である.
本講演では材料内部の微細構造を中心に形状記憶合金の劣化の原因と,劣化を抑制し高性能アクチュエータ実現する材料設計について講演者の取り組みを紹介する.
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